アトピー性皮膚炎専門湯治施設

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お客様の声

温泉、アドバイス、ともに温かく私を包む

  • 今回の湯治人は、津田 昌美さん(広島県広島市 36歳)
  • 九州ホスメックリカバリーセンター(以下、HRC)には、絶大な信頼を寄せる相談員がいる──。津田さんがここを訪れる一番の目的は、そんな相談員から今の自分に合ったアドバイスを受けるためだそうです。広島から主に日帰りで、多いときは3カ月に1度の割で通っておられました。
    そしてもちろん、「目に見える効果を自分の肌にもたらしてくれる最高の温泉が待っている」ことも「体をつくっていくことが実感できるおいしい食事」も大きな魅力だとも。 津田さんにとって心にも体にも「効く」というHRC。そのよさと利用法を語っていただくとともに、今年10周年を迎え、あらゆる角度からのさらなる“自然治癒力の引き出し方”に挑戦しているHRCの新イベント「森林セラピー」にも、愛妻・陽子さんとともに体験いただき、その感想を伺いました。
  • 温泉、アドバイス、ともに温かく私を包む
  • これまでどのくらいHRCを利用されましたか?

    「日帰りでは20回くらい。宿泊は今回で4回目で、うち2回は妻も一緒です」

    どういうときにここに来られますか?

    「これまでは、主に症状が落ち込んだときに来ていました。相談員さんに状況を報告することで、そのときの状態に合ったアドバイスをもらうことを一番の目的にしていました。自分で間違った方向に進んでいないか、不安に感じながらも日々過ごしているので、正してもらうと精神的に楽になれます。今、ほぼかゆみがなく、ほとんどアトピーは克服できていますが、これはいろんなアドバイスをもらって励んだ結果です」

    陽子さんは、今春まで看護士さんとして活躍なさっていたそうですが、ご主人が薬剤ではなく湯治はじめ自然治癒力を引き出す方法でアトピーを克服されていることについてはどう思われましたか?

    「もともとステロイドは、一時的に症状を抑えるにすぎないもので、根治の薬ではありません。アトピーを治すためにステロイドを使わないという方針は、西洋医学の現場にいた者としてもとても共感できたんですよ。以前、主人の調子が悪くなったとき、週末を利用して一緒にHRCに行こうって、私から誘ったりもしたんです。私もすごく行ってみたくって(笑)」

    HRCには何を期待されていたのですか?

    「主人がとても信頼している相談員さんから話を聞いてみたかったことと、ここの温泉に入ってみたかったことと、体に配慮された食事も楽しみでした。体験してみるとすべてに納得できました」

    昌美さんに伺います。相談員のアドバイスで効果的だったものを具体的に教えていただけますか?


    「一番記憶にあるのは、自覚できていなかった“胃腸の冷え”に気付かせてもらった点でした。ペットボトルに湯を入れて簡易湯たんぽにして下腹部を温めましょうとアドバイスいただき、しばらく続けました。それをサボり出して調子が落ちたことで、自分には冷えがあったんだ、サボるといけんなぁと気付いたんです。妻と相談して腹巻き、ズボン下、レッグウォーマーなどでも常に温めるようにしました。湯治を含め冷え対策をまじめにすることで毎年決まって調子を落とす春先も、今年はほぼいい状態のままで過ごせました」

    お仕事をされながらの体調管理、どういう点に気をつけておられますか?

    「自分で自分の体をマネジメントするために大事なのは、体が発するサインを見逃さないことだと思います。サインに対しどうしたらいいのかわからないときは、相談員さんに逐一相談すればいい。オムバスさんのいいところは、自分一人ではないとしっかり感じさせてくれる点です。HRCでも、『温泉を用意しましたよ。あとは勝手にどうぞ』ではないんですよね。自分のために健康全般にかかわるいろいろなことを積極的に教えてもらうべきだと思います」

    さて、HRCの温泉はどういいですか?

    「源泉のチカラを感じますね。肌にやわらかく、すごく温まります。まだ自宅に活水器をつける前に、ここでたった2泊しただけで赤みとかゆみがぐっと減ったことがあったくらいです」(昌美さん)

    「客観的に見ても、行く前とでは明らかに違っていました。自宅では、本人の手が届かないところなど、お風呂上りのスキンケアを手伝うのですが、HRCから帰宅してからは、かさつきも赤みも明らかに減っていて驚きました。私もHRCの温泉に初めて入ったときは、ぬるめの温度でも汗がすごく出てしっかり温まること、ヌルヌルの肌触りのよさに驚きました」(陽子さん)


  • 自然治癒力の引き出し方をいろいろ考えてくれる施設
  • HRCでは、カウンセリングと湯治以外に何を楽しまれますか?

    「日帰りが多かったので、楽しむという余裕はあまりなく、相談と湯治がメインで、それでも充実感をいつもいただいていました。今回は宿泊ですので、食事も大きな楽しみです。食堂のホワイトボードに書かれている今週入った野菜の紹介などを読んで、心して味わっています。相談員さんから、HRCで使っている野菜のよさや、体にいい薬草エキスを調理に使っていることも教われたので、よりおいしさを感じられます。ホワイトボードには“残さず食べてね”と書かれていますが、残すなんて、体のためにももったいないですよね」

    今回は「森林セラピー」もご夫婦で体験いただきますね。

    「そうなんです! 森林セラピーを体験してみませんか?って、はじめ相談員さんからメールをいただいたときに、主人が悲鳴というか歓声を上げたんですよ。彼がすごく喜んでメールを読んでいる様子に、私は洗いものの手を止めて、『なに? なに?』って。『森林セラピーだって』『うっわぁ、行きたい!』と、二人して今日をずっと楽しみにしてきました」(陽子さん) 「心がリフレッシュできるって大きい意味を持ちそうです。解毒もいっぱいできそう。緑いっぱいの風景を目で楽しんで、森林の空気を浴びて、吸って、味わいたいですね」(昌美さん)

  • 津田さんにとってHRCは、源泉による湯治、いい食材で積極的な体づくりを目指す食事、精神的なケアを力強く行うカウンセリングと、アトピーに効くことがいろいろ詰まった施設なのだそうです。ここに、さらに体が喜ぶことを取り入れていこうとする姿勢を「すばらしい」とも評価いただきました。

  • 森のチカラに癒されて
  • HRCから車で約20分。山道をクネクネしながら、日本棚田百選に選ばれた「つづら棚田」を抱く「うきは森林セラピー基地」へと向かいました。  アトピー克服間近の、広島県在住の津田昌美さんと奥さま・陽子さんが「森林セラピー」を体験します!

  • 「森林セラピー」ってなに?

  • まずは「森林セラピー」の言葉の意味の勉強から。「森林浴」という言葉はよく知られていますね。では、ご自身が「森林浴」をしている姿は想像できますか? 木立の中に差し込むやわらかな光を受けて立つあなた。辺りには「森の香り=フィトンチッド」が漂い、森林のさわやかな空気が放つ「マイナスイオン」があなたを包みます。
    森の木の葉の揺れる音や小川のせせらぎが耳に心地よく、目にも鮮やかな新緑がどこまでも深く広がっています。

    いかがですか。想像するだけで気持ちが浄化されるような、そして、心が静まるような感覚が少しでも得られたでしょうか。  
    実際の「森林浴」には、人に生理的リラックスを与え、免疫機能の向上効果があると科学的に明らかになってきました。そこから「森林セラピー」という概念が生まれたのです。森林内へ行くと、人のストレスが低減することが、血圧測定などのデータで証明されるようになったのです。



    森林を眺める、嗅ぐ。森林で聞く、触れる。そして、山椒の葉やシナモンの枝、ヨモギの葉などを直にかじって味わう。五感をフルに使って森林を楽しむことで、人は、「あ~、気持ちいい」と快適さに浸り、また、「癒される~」と沈静的な作用も受けることができます。この快適性こそが、森林セラピーの持つチカラ。免疫力を高め、病になりにくい体に導きます。自然治癒力が、まさに自然から引き出されるのですね。



  • さぁ、ゆったりペースで歩きましょうか

  • 「うきは森林セラピー基地」に到着。車を降りるとひんやりしています。森の冷気が辺りを冷やしているのですね。眼下を流れる川の水の音に「すでにこの音が心地いい。雑音とは明らかに違うのはどうしてなんでしょうね」と陽子さん。
    「ここから森へ入っていくわけですが、五感を使って、森林セラピーの効果を『なるほど! こういうことか』と実感したいです」と、昌美さんはワクワクを隠せない表情です。

    「現代みたいに医薬品がなかった太古の昔から、人って生きてきたんですよね。具合が悪くなったときに自ら正していける力や環境や知恵があったから生きてこられた。自然治癒力が引き出される環境ってこういうところなのでしょうね」(陽子さん)。
    確かに、人間の都合や利便性だけで、自然は形を変えられ、「街」になっていきました。津田さんのご自宅付近にはこんなに自然豊かなところはないのだそうです。そもそも人間だって自然の一部ですよね。 「こんにちは!」、そこに登場したのは森林セラピーガイドの米川更生さん。一緒に軽く体をほぐし、いざ、森林セラピーロードを「ゆる~っと、ほっこりと」歩いて行きましょう。

    「日光の東照宮の三猿は“見ざる・言わざる・聞かざる”ですが、ここではその逆をおすすめします。“見て、聞いて、いろいろ話をして”ほしいのです。

    植物を観察し、水の音、風の音をどうぞ感じながら歩いててください」(米川さん)

    ←「この花は?」「ユキノシタ」「ユキノシタも薬草ですか?」「天ぷらにするとおいしいんですよ」
    →「これはアカソですよ」「あ、HRCのアカソチャーハンのアカソですね!」

    「ドクダミのにおいがするぅ」「落羽(らくう)松(しょう)の香りもわかりますか?」と、歩を進めるごとに森の香がいろいろに漂い、話題も切り替わっていきます。
    「紅葉にはたくさんのプロペラがついていますね」「わぁ、この辺り、秋は紅葉がステキでしょうね」「はい。紅葉も彼岸花もとてもキレイですよ」

    セラピーロードスタート地点ほど近くの橋に鎮座する幸せのフクロウ「セラピーくん」。なでるといいことが…?

    「キイチゴ、ヘビイチゴ、違いはわかりますか?」「キイチゴは表面がこんなプチプチしているんですね」「割って食べてみましょうか。中に虫がいないか確かめて」「いただきま~す」「あまーい」「プチプチしておいしいよね」「こっちは完熟前。すっぱいかもしれませんよ」「あ、ちょっと青い味でした」



    「せせらぎの音が遠くなっていきますが、ここから川沿いに登っていきましょう。まだ踏み固められていない道もありますが、森林セラピーらしさを感じていただける道だと思います」


    ロードの一部には杉のチップが敷き詰められています。「ふわふわとクッションになって足に心地いいですね」

    「草みたいに見えますがこれは杉の子」「こんなに小さい草から何十年もかけて大木になっていくんですね」
    「山椒の葉、発見!」「かじってみましょう」「わぁ、さわやか」「抗菌効果もあるんですよ」



    「小川のせせらぎってほんとにいい音ですね」「この音を聞きながら瞑想するのもいいですね」「魚もいるんですか?」「いますよ。アブラメが」

    「あれはタケノコですね」「ほんと破竹だ」「持って帰っちゃダメですよ(笑)。山には所有者がいますからね」


    「これがウドです」「大木になるんですか?」「ことわざとは違って、実は大木には育たないんですよ」「ウドって、天ぷらにするとおいしいんですよね」「森にはいたるところに食べ物があるんですね(笑)」 「この石積みの跡はなんですか?」「ここにも昔は棚田があったんですよ。使われなくなった田んぼの跡です」



    「木漏れ日が差し込むって、なんてキレイなんでしょう」「あ、ウグイス。いい声」「もう五感どころじゃなくて、もっと刺激されているように感じますね」

    森を進むと根っこが露わになっている大木を発見!「すごい生命力だねぇ」「根っこもまだまだ成長中ですよ。木の3倍伸びるといいますね」

    「疲れていませんか?」「全然大丈夫です。気持ちいいほうが先行していますからね」

    「キレイ! 棚田だ!」「ここからがつづら棚田ですね」「全部合わせると6ヘクタールの田んぼ。ここに300もの棚田があるんですよ。これらの誕生は1600年。関ヶ原の戦いがあった頃からの棚田なんです。歴史があります」



    「昭和30年代は40数軒の農家がここで農業をされていたんですが、現在は5軒。5軒では棚田を守れないので、『守る会』が手伝っています」

    「やあ!」と、ここでもフクロウが歓迎してくれています。夜にはフクロウの鳴き声が聞こえるそうです。

    「このジャスミンの葉のようなものはなんですか?」「こちらはスイカズラですね」「いい香りがしますね」

    「こちらはお茶の葉です」「先っちょ摘んでかじってみましょう」「わ。苦いっ」


    栗の木、琵琶の木、四方竹。いろいろな木々が次々に見えます。「四方竹はその名の通り四角いんですよ」「ほんとですね。よく見る竹とは見た目がちがいますね」

    「出逢いの一本杉」をはさんで立つ津田ご夫妻。「昔はここが待ち合わせ場所として有名だったんですよ」

    柚子の木。葉っぱは柚子の香りがします。「葉っぱがひょうたん形の葉は、かんきつ類の特徴なんですよ」「葉っぱ、食べられますか?」「いやぁ、やめておいたほうがいい」

    「こちらはキウィ。キウィ棚です」「この花の中に実がなるんですね」「へぇ、日本でもキウィってできるんですね」


    「耕運機が入らない小さな田んぼは手植えですか?」「そうです。歩いて植えているから水が濁っているでしょ。狭い土地の活用で段々なんですよね」「ちっちゃいのはホントにちっちゃいですね」「人間の手で少しずつ積み上げていったって、考えただけで気が遠くなりますよね。これを作って守ってきた先人たち、尊敬しますね」

    お昼ご飯は「マクロビューティー弁当」。“地産地消”の考えのもと、うきはの地の産物ばかりを使って作られたお弁当。季節の野菜がたっぷり使われています。無農薬玄米が圧力鍋で驚くほどやわらかく炊かれているのも特長。また、一見お肉に見えるおかずも大豆たんぱくで作られているそうです。
    素材も調味料にも添加物不使用で、オーナーのこだわりと手間ひまが感じられる、温かい味。1000円。要予約。 「玄米ってボソボソするイメージでしたが、餅米みたいにしっとりしていてビックリしました」(昌美さん)
    「体の中から健康、キレイになれそうですね」(陽子さん)

  • 森林セラピーを終えて
  • いやぁ、楽しかったです。五感以上に刺激を受けた気がします。普段の生活では味わえない体験でした。いろいろな説明をしてもらって、見応えがありました。日頃、こんなにスローペースで歩かないので、すごくゆったりした気持ちになれました。それと、いろいろ食べられるものが生えているのが面白かったですね。こういう経験で自然治癒力が高まるって、理屈ではなくわかる気がしました。体が喜ぶことをいっぱい体験できて、心がリフレッシュされていくのを実感できたんです。それが一番なんだと思いました。今日は心地いい疲れで熟睡できそうです。(昌美さん)

    棚田が大切に守られているのはステキなことですね。石を積み上げて作られて、水の引き方1つ工夫されていて、400年途絶えずに使われている不思議や人の努力を生で見られたのも幸せです。今日は山のにおいがとても気持ちよかったです。目から口から鼻から肌から、空気のよさを味わいました。それと、人工的な音のなさがステキでした。自然の音による癒しをたっぷり受けました。(陽子さん)