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湯の中の蛙とストレス耐性【2008年07月25日】

前回は、生命力に溢れた蛙の話でしたが、今回も、湯の中
の蛙の話です。蛙を熱い湯の中に入れると、驚いて飛び出
してしまうそうですが、水を除々に温めて熱くしていくと蛙は
熱くなっていくのに気付かず逃げるチャンスを失い、最終的
には、死んでしまうそうです。
生き物の感覚は、少しずつ慣らしていくと、麻痺していくこと
に繋がる事の例だそうです。

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気持ちイイーッス   だるいイーッス  熱いーッス

ストレスも同じことがいえるようですね。仕事上のミス、身内
の不幸、新たに出てくる不満等、明らかに自身で察知できる
急性のストレスもありますが、気付かない内に除々に蓄積
されていくストレスもあるようです。自覚できない、仕事をする
上での軽い疲労、重責感、睡眠不足等、時間の経過と共に
ゆっくりと溜まっていくストレス、俗にいう慢性ストレスです。

さて、湯治という行為も本来は、体にいいストレスをかけること
だそうですが、ややもするといいストレスどころか、悪いストレス
をかけているケースもあるようです。
一つの例として、湯治を行っている方の中に、痒みを麻痺させ
る為に慢性的に熱い湯に入っている方もおられるようですが、
もしかすると、本来、肌が熱いと感じる筈の湯温が、慢性的
に熱い湯に入ることで、熱いという感覚が麻痺してるのかも
知れません。熱い湯に入ると、体力低下も含め、肌のコンディ
ションを崩すことに繋がりますので、要注意ですね。

人間はもとより、生きている以上、生物全てに何かしらストレス
がかかっている訳で、ストレスを避けて通ることはできません。
しかも、ストレスを避けてばかりでは、ストレスに対する抵抗性
(ストレス耐性)が弱くなるそうです。
筋肉と同じように、ストレス耐性も鍛えることが可能だそうです。
すこしづつ体に負荷(ストレスにさらす)をかけていくことで、いい
意味での慣れができてきてストレス耐性を強くすることもできる
そうです。

ですから、湯治中の皆さんも、離脱期は別として、ある程度
睡眠がとれ、体力もついてきたら、躊躇せず、屋外に出て体
を動かすなり、なにかしら、体に刺激(ストレス)を与えること
も必要だと思います。そのような訳で、ストレスを避けるのでは
なく、大事なのは、慢性的なストレスがかかっている事を早目
に気付き(察知する)対処することだと思います。

最後に、冒頭で記したような、湯の中の蛙にならないよう、私
も含め、ストレスに対する感受性を高め、敏感に察知し、それに
早目に対処出来る術を身につけ、いい意味でストレスに対する
抵抗性(耐性)を強くすることを意識した生活を心がけていきた
いものです。

文責:玉城 勝